「線引き制度」の廃止について

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今回は、松江市の「線引き制度」の廃止についてのお話です。

松江市は、土地利用で開発を進める区域と抑制する区域を分ける「線引き制度」について廃止する方針を固め、2026年度の実施を目指しているそうです。

★そもそも「線引き制度」とは??

都市計画区域には、大きく分けて市街化区域・市街化調整区域があります。

●市街化区域

市街化を促進する地域。通常は建物を建築することが可能。

●市街化調整区域

自然環境を保つことなどを目的に、市街化を抑制する区域。原則として建物を新たに建築することが出来ない。(緩和区域など、建築が可能な地域も増えています。)

この区域を分けることを「線引き」といい、いずれの区域にも該当していない区域を「非線引き都市計画区域」といいます。

「線引き制度」には、無秩序な開発に歯止めをかける効果があった一方で、市街化調整区域では企業立地や住宅建設が難しく、人口減少や地域コミュニティーの衰退につながる一因になっているという声が出ていたようです。

弊社のある玉湯町では、近年特に子育て世代の人口が増加しています。

家を建てたい!と土地をお探しのお客様が多くいらっしゃる一方で、市街化調整区域の壁に阻まれ、なかなかご希望の土地が見つからない、売却したくても出来ない、という声も多く聞かれます。

「線引き制度」の廃止により建築が可能になれば街の活気に繋がる一方で、人口減少や少子高齢化進む中、メリット・デメリットについて議論もされていくだろうと思います。

実施によって生活が大きく変わる「線引き制度」の廃止について、今後も注目をしていきたいと思います!