不動産買取のメリット・デメリット🏠

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不動産の売却依頼などのご相談をされる際、買取業者へ依頼する方が早く売れて良いのでは?と思われるお客様も多いのではないかと思います。

不動産売却をよりスピーディーに行いたいと希望しているときに魅力的に映るのが、買取業者へと依頼する方法です。不動産業者へ依頼するときに比べて異なったメリットが得られる反面、デメリットもありますので、それらを以下で説明していきます。

<買取業者へ依頼するメリット>

買取業者に不動産を買い取ってもらうメリットはいくつかありますが、大きく3つのメリットが得られます。

まず1つ目は、リスクの回避です。売買契約を結ぶ際、売主には契約不適合責任があり、売却した不動産に不具合(雨漏りなど)が起きた場合、売却後であっても修繕費などの費用を負担する必要があります。しかし、買取ではそのような責任やリスクが免除されますので、売却後の負担や不安が大きく軽減されます。

次に挙げられるメリットは、売却までの時間がかからない点です。不動産業者へ依頼した場合、不動産業者が買主を探すまで待たなければなりません。しかし、買取業者へ依頼する場合は、買取業者自体が買主であるため、買主が現れるまで待つ必要がありません。時間的な目安として、買取業者へ依頼した場合、1週間から1カ月ほどで売却は完了します。

最後に、リフォームする必要がないというのも買取業者へ依頼する大きなメリットの一つとなります。売却時に必ずリフォームしなければならないわけではありませんが、早急に買主を見つけたい場合、リフォームしたほうが売れやすくなります。リフォームの規模によってはかなり高額となるのは言うまでもなく、その工期を考慮しても、かなりの時間ロスは避けられません。

その他、買取業者へ不動産を売却するメリットとして考えられるのは、周囲に知られず不動産を売却できる点です。不動産を売りに出してしまうと、不動産会社のホームページや広告、チラシなどで物件の情報が出てしまい、周囲に売りに出していることが知られてしまいます。買取の場合は、買取業者が直接物件を買い取るため、周囲に知られずプライバシーを確保しながら売却を行うことができます。

<買取業者へ依頼するデメリット>

買取業者へ不動産を売却する場合のデメリットとして避けられないのが、どうしても売却価格が割安となってしまうことです。

一般的に買取の相場は、仲介で売却する金額の7割~8割程度と言われています。この理由は、買取業者は買い取った不動産を売却した差益で運営されているためです。言い換えれば、買取業者は仕入れとして不動産を買い取っているのであり、その価格は仕入れ値となるため、売主の視点から見れば、相場よりも安い価格での売却となってしまうのです。

上記より、買取業者へ不動産売却を依頼する場合、売れやすい物件ほど損をする仕組みであると覚えておくのがおススメです。リフォームもいらない新築に近い物件などは不動産業者を介してスムーズに買主が見つかりやすいため、わざわざ安い価格で買取業者へ売り払ってしまう必要がありません。もちろん、現金化を急ぐなど特別な理由がある場合は、最初から買取を検討してみられてもいいでしょう。

不動産の売却は人生で何度も経験するものではないので、色々な不安や疑問が出てくるかと思います。

まずは何でもお気軽にご相談くださいね(^^)/